夢への扉

その30「感謝とは? ~お正月の出来事~」編

皆さん、良いお正月を過ごせましたか?
今回は、お正月に感じたことをお話しします。
 
 私の2015年、お正月はいろいろなことがありました。年末の26日に自宅の引っ越しをしました。それに合わせ、カナダ留学中の2人の子供たちが帰国したのはよかったのですが、日本の空気が合わないのか2人ともインフルエンザにかかり、ドタバタの冬休みの幕明けになりました。
 大晦日は、お昼に年越し蕎麦を食べ、夜には早めのおせちで一杯やりながら、家族みんなで紅白を見ました。また、年が明けるとすぐに近所の神社で初詣。一息ついて同級生と中田島で初日の出、そして娘と一緒にショッピングセンターの初売り…と、毎年恒例となった行事は一通り行なうことができました。何だかんだはあったけど、不思議とやることはやったなぁといったお正月でした。
  
 
 お正月も過ぎ、ふと振り返ると、こんな当たり前のことが当たり前にできることこそ、ひょっとして一番ありがたいことではないかと思いました。
年末に家族全員が集まることができ、小雪が舞う中でもいつもの仲間と初日の出を見て、また、初売りの元気なお姉さんの声をいつも通りに聞くことができました。何事もなく、いつもの人たちが集まれる、何事もなくいつものことができる、そんな事に感謝、「当たり前」に感謝です。
 
 「おかげさま」という言葉がありますが、漢字では「御陰様」、物事の裏側である「陰」という字に「御」と「様」をつけたもので、表に現れないものにも感謝をするということです。いつものみんなが顔を合わせることができる、いつもやっていることが同じようにできるということは、当たり前のようですが、いつも必ずできるわけではありません。
 目に見えるものばかりではなく、何事にも感謝をする、物事の陰にも感謝をしなくてはと思います。
何事にも感謝の気持ちを持ち、その思いを周りの人たちに伝え、実際に自ら行動する、これがすなわち、自分の元気の源となり、まわりを元気づける源になるのだと思います。感謝の気持ち、それが「元気な心」の源なのかもしれません。