夢への扉

その26「グローバル会議」編

今月は、海外事業部の努力により7年ぶりに実現した「グローバル会議」を、3つの言葉と共に振り返ります。
 
  
 
1.In Our Common Thought “思いを一つに”
  「In Our Common Thought」は、このグローバル会議の合言葉です。この会議を通じ、みんなの思いを一つにしていきたいと思い、この合言葉に決めました。
会議2日目には、鶴見工場で「安全改革」の活動を見学しました。SAI(アメリカ)から「怪我や不良は3直目が多い。安全パトロールは3直目にもやるべきじゃないか?」、SEAC(フランス)から「毎朝の現場チェックに合わせて、安全パトロールをやってはどうか?」といった意見が出ました。
 これが、 自分の思った In Our Common Thoughtです。みんなが思いを一つにした時、何をすべきか、どうしたらよいかなど指図をしなくても、さまざまな意見が自然に出る。これが“思いを一つに”の心です。
 
2.Bright Personality“明るい性格”
 「Bright Personality」は、会議の中で、SAI(アメリカ)から出てきた言葉です。会議3日目、海外拠点の参加者に「海外で仕事をしていくためには、何が必要か?」という質問をしたところ、仕事の専門知識、コミュニケーション能力などさまざまな答えがありましたが、「Bright Personality」という言葉が一番になりました。これは「いつも前向きで明るい性格」という意味ですが、「Open Minded」や「Work Together」 といった言葉も思いは同じだと思います。海外で働くのに必要なのは、明るい性格です!
 
3.Family“家族的な雰囲気”
 Familyという言葉は、アメリカ人、フランス人の言葉です。会議中に議論が白熱し、フランス人が「俺はお世辞は言わない、思ったことをそのまま話す」と言うと隣のアメリカ人が「本音で思ったことを言えるのが Family、ソミックはFamilyだと思う。同族会社であり、また人の温かさを感じる!」
「家族」に対する思いはいろいろあれど、海外でも確実に通じる思いだと思います。
 
 以上、今回の会議で印象に残った3つの言葉でしたが、海外の仲間と顔を合わせ、話をすることは、自分にとってもソミックにとっても大変勉強になりました。そして、「このグローバル会議は、絶対に続けるべきだ」という思いを新たにしました。
 ソミックグループで、海外の売上が国内よりも多くなり、またライバルは国内メーカーだけでなく、海外メーカーも強力になっている今、より海外の仲間たちと共に“思いを一つに”して世界で戦っていきたいと思います。
 
皆さん、海外へ出ましょう!「障子を開けてみよ、外は広いぞ」(豊田佐吉)です。