夢への扉

その87「東京モーターショーから見えるもの」編

 今月は、10月25日に行ってきた、「東京モーターショー」について話をしてみたいと思います。
 
 今回のモーターショーは、これまでとは全く違う印象を持ちましたが、それは見に行った人が皆感じたことだと思います。カーメーカーにより差はありましたが、特にTOYOTAさんのブースは他と異なり、なんと!そこにはクルマがありませんでした。また、ブースの横にはキッザニアが併設され、さらにその横には、タカラトミーさんがたくさんのミニカーを売っていました。これまでのモーターショーといえば、これから出る新車や近い将来のコンセプトカーが飾られ、クルマ好きの大人のためのものであったのだと思います。しかし、今回は誰が行っても楽しめるように、特に、これからの未来の地球に生きる子供たちに目を向けたものでした。
 
 今、自動車業界はCASEと呼ばれる大変革期の中にあり、「クルマからモビリティーへ」と言われています。しかし、どれだけクルマが進化しそのカタチを変えていこうとも、展示されていたモビリティーは、全て人を中心に考えたものであり、“クルマはヒトにとって、永遠の良きパートナーである”という強いメッセージが、そこにはありました。きっとそれは、“これからの未来のモビリティーを、業界の枠を超えて、みんなで考えよう!”という思いがあったのだと思います。
 
 ソミックの今年のスローガンは、「改善と改革」です、改善は“改めて、善くする”と書きますが、改革は“改めて、革める”と書きます。モーターショーに見るように、世の中は大きく変わっています。今こそ変えていかなければなりません。ソミックは、改善を進め続けると同時に、自分たち自身が変わらなければならない改革の時なのだと、改めて思ったモーターショーでした。
 
 ところで皆さんは、どのような未来を描き、どのような未来を子供たちに残していきたいと思いますか?良いか悪いかを問う前に、さあ、未来の子供たちのためにも、変えていきましょう!