その93「アフターコロナの世界」編

新型コロナウイルス感染症は、パンデミックとなり世界中で感染拡大が広がっています。ここ浜松の地は、幸いにも現在まで感染者の数は多くありませんが、4月に緊急事態宣言が発令されて、静かなゴールデンウィークとなりました。
新型コロナウイルスは経済界にも大きな影響を与え、今、数多くの企業が知恵を絞り、あらゆる可能性を模索し、生き残りをかけています。そして…この新型コロナの後は、どんな世界が待っているのでしょうか。今回は「アフターコロナの世界」について考えてみます。
 
●アフターコロナの世界を考える・・・
1. 新しいモノ・コトが生まれる <テクノロジー>
新型コロナにより、今までになかった、または今まで進めていたモノ・コトが一気に進んでいきます。それは「新しい生活」の始まりです。例えば、リモートワークもその一つです。ソミックでは、ICTシステム部の頑張りで多くの人が利用できるようになっていますが、それはみんなの働き方をこれから大きく変えていくと思います。
また、街のレストランや食堂も通常の営業に変わってwebを通じたテイクアウトを行い、生き残りを賭けています。今、世の中は良い悪いに関係なく、みんなが知恵を出し、テクノロジーを使い、新しいモノ・コトを生み出さなければなりません。
 
2.人のつながりを大切にする <ヒューマニズム>
新型コロナは、人のつながりを奪っています。「3密」で不要不急の外出は禁止となり、人との接触を8割減らそうと言われています。しかしこれは逆に言えば、人と話すこと、人と会えることを、今までの8割増で大切にしていかなければならないということだと思います。この新型コロナを乗り越えていくためには、全ての人の協力が必要とされ、今まで以上に相手の気持ちを考え、思いやりを持って行動することが必要になっていきます。
「人のつながりを大切に」人と話せる時間、会える時間を大切にしましょう!
 
3.プロ人材となる <プロフェッショナル>
テクノロジーが進んでくると、ありとあらゆるものが身近になります。欲しいと思うものがすぐに手に入り、会いたいと思う人にすぐに会えるようになると言うことです。すなわち「本当に必要なものだけが残る」世界を作り出します。本当に必要な人だけと会う、本当に美味しいものだけが残る、そんな世界になるでしょう。これからの世界を生き残るためには、一人ひとりが本当の実力、本当の価値を身につけ、選ばれる人になることが大切になると思います。プロ人材とは、「実行力」と「人間力」を持つ人のことです。
 
今、私が考えていることは以上となりますが、これは本当に起こるのかは私にもわかりません。そこで、世界的歴史学者・哲学者 ユヴァル・ノア・ハラリ氏の一言
「このコロナの結末をどうするかは、自分達一人ひとりが決める事です、予言者は自分自身なのです」
 
 
<今月の本>
「まず、世界観を変えよ 複雑系のマネジメント」 田坂広志・著
 
ゴールデンウィークに読んだ本です。予想できないさまざまなことが起きている現在、一つひとつの事実を分析し将来を予測するのではなく、事実を全体として包括し、洞察しろと言うものでした。“洞察”とは目に見えないものを見抜くこと、そのためには、数字を押さえながらも、実際に現場に行き、その場の空気、人の動きや気持ちを見抜く力を持つ力が必要です。今の時代に適した本であり、経営者として考えさせられました。