夢への扉

その97「社員⇔社長のQ&A 第2回」編

今月は先月に続き、皆さんからの質問に答えていきたいと思います。今回は、前回答えられなかった新入社員のみんなの質問からいくつかを選んで答えてみることにしました。

 

Q. 歴代の社長との思い出はありますか?

A. 私はソミック6代目の社長となりますが、先代の社長たちはいずれもソミックの歴史に大きな一幕を残されてきました。その中でも、私の祖父にあたる2代目社長石川 馨には強い思い入れがあります。馨さんは16歳という若さで社長に就任しましたが、2度目の徴兵の際、28歳という若さにて天に召されました。その時の思いはいかがなものだったのでしょうか。

 

Q. 今後、どんな会社にしたいですか?

A. これは最近のコロナ禍の中、よく聞かれる質問であり、いつも自問自答しています。答えは、社長就任時に言った「夢のある元気な会社」ではないかと思っています。ソミックで働く皆さんがどんな時も夢を持ち続け、その夢を共にする仲間たちみんなの元気がみなぎっている会社です。

 

Q. 愛とお金、どちらが大切ですか?

A. 両方です。愛がなければ豊かな人生を送ることはできませんし、お金がなければ生きてはいけません。そのことを理解した上で、本当に大切なものは目には見えないもの、すなわち、ではないかと思います。

  Everybody needs somebody to love ! by Blues Brothers

 

Q. 幸せを感じるときはどんな時ですか?

A. 幸せの基準は本当に人それぞれで、どこにでも幸せはあります。会社にいてあくせくしている中、ほんのひと時でも、社長室の前のキャビネットにもたれながら、たわいもない話をし、みんなが働いてくれているのを見ている時、私は幸せを感じます。幸せをたくさん感じることができる人生を送っていきたいと思っています。

 

Q. 人生最後の言葉を選べるなら何と言いますか?

A. これもよく考える質問で、自分の人生が終わりを迎える時、「オレ、本当に幸せだったよ・・・」そんな言葉が言える人生を送りたいと思います。人生の良し悪しは、その人の一生が終わる時に初めてわかるものです。されば、生きている間は何があっても、力いっぱい努力するのです。 

 

  

<今月の一冊>

「1兆ドルコーチ  ~Bill Campbell~」  Erick Shmidt  

 

この本のモデルは、アメフトのプロコーチでありながらも、AppleGoogle などのCEOにアドバイスをする経営のプロであり、彼らに絶大なる信頼を置かれていたコーチです。アメフトの経験を活かした独自の考え方を持ち、仕事は人間関係の質に大きく左右され、質を向上させるためには、仕事に愛を持ち込むことだと言われていました。そして、最高のチームとは、常に優先順位が明確であり、その結果を重視すると同時に、プロセスもまた重視し、心理的安定と活力をチームに与えることから生まれてくるのだそうです。