ソミックグループでは、従業員の安全確保のため年数回の定期避難訓練を行い、更に社員の防災意識を高めるためにワークショップやセミナーなども実施しています。2月21日（火）に行われた今回のセミナーでは、大規模地震の「初動対応」時の人命の安全を確保するための対応をMS&ADインターリスク総研株式会社の関根さんに講師をしていただき、学びました。

 

南海トラフ地震が発生すると静岡県西部では震度６～７の強い揺れが起こるとされ、東日本大震災の12倍の最大23万人の死者数が想定されています。また30年以内に発生する確率は70~80%と言われており、いつ起こってもおかしくない状況です。このことから企業はハード面、ソフト面両方での対策を確実に進めていくことが求められています。

 

セミナーの事例で東日本大震災の時には、情報を基に避難可能であったにも関わらず対応が遅れてしまい、社員の尊い命が奪われ、企業が責任を問われた例が紹介されました。

私たちは常日頃から災害時に適切な判断が下せるように準備することの大切さを学ぶことができました。

 

企業の安全配慮義務について、災害時に実際に企業で起こり得そうな例を想定してケーススタディで、必要となる初動対応での判断は何かについて考える時間も設けられ、冷静でかつ確実な判断をする難しさと、日頃から判断できるよう対応の基準を知っておく大切さを実感する時間となりました。