「生理中に痛みを感じる割合は５人に１人くらいである。○か×か？」突然のこんなクイズに、即答できない男性社員の姿も・・・。正解は×。約７７％の人が「痛い」と感じているそうです。

 

11月9日（木）、キャリアを止めることなく、いきいきと健康に働きつづける環境をつくることを目的として、あいホールご協力のもと、「女性の健康リテラシー講座」が行われました。

 

この講座は２部構成で、第１部では、助産師の宇田公美子先生を講師に「女性がいきいきと働きつづけるために」と題した講演会を行いました。女性は、年代毎に体の変化（妊娠、出産、更年期等）が多く、ライフステージに左右されがちな環境にあります。体の変化を抱えながらもキャリアを継続し、健康に働き続けるための知識、職場環境に求められることについて、役割・年齢・性別関係なく学び、理解を深めました。

 

第２部では、組織に女性のメンバーがいる男性社員約20名が３～４名にわかれ、「女性の健康課題を理解し、働きやすい職場の環境つくりに活かしていこう」と題したグループワークを行いました。

 

「メンバーの体調が悪そうなときは、休憩するように声掛けをしている」

「そうはいっても、工場によっては安心して休める環境が整っていない」

「暑がりの人・寒がりの人がいて、エアコンの温度管理が難しい」

「男性が多い職場なので、女性にとっては気軽に相談できる相手がいないかもしれない」

 

「健康に関する職場の困りごと」「リーダーとして明日からできること」を話し、書き出し、テーマ毎にわけ、共感し合いました。他の部署で起こっている状況を聞く機会は貴重で、とても有意義な時間となりました。職場内で女性の健康課題を理解することは、皆で働きやすい職場の環境をつくることにつながります。また健康課題を認識することにより、メンバーの相互理解を促進し、職場のマネジメントに生かすことができます。

 

健康課題による仕事と生活の両立に関する悩みや不安は、女性に限らず、社員それぞれのライフステージにおいて誰でも起こり得ることです。ソミックグループは、誰もが心身ともに健康で、いきいきと働くことのできる職場環境を、みんなでつくっていきます。