先輩社員の一日

グローバル先進技術開発部 材料技術室 J.T.R

ゼロからビジネスチャンスを見つけ出し
会社を飛躍させる

2020年入社/ 工学部 化学科卒㈱ソミックマネージメントホールディングス

グローバル先進技術開発部 材料技術室 J.T.R

新規事業を創出するためにあらゆる可能性を調査するのが私の仕事です。10年先を見据えアメリカが国をあげて取り組んでいるトピックを拾いながら、ソミックにできることや立ち位置を探っています。いまの研究対象は、燃料電池自動車(FCV)に搭載されているような水素燃料電池や水素燃料タンクです。潜在的なビジネスチャンスを探すために、さまざまな研究・実験を行っています。

研究内容の報告会

ソミックに入社したきっかけは?

親しみあふれる日本で魅力ある会社に勤めたい

数ある国の中から日本に来た理由は、父が日本を大好きだったからです。日本アニメの有名作品から私のミドルネームを付けたくらい。旅行の行き先はいつも日本で、10代のころから日本へ温泉旅行などに来ていたので、私にとって日本はとても身近な国でした。

日本の文化を体験してみたいと留学に来て、そのまま日本で就活をしました。ただ、開始が遅かったので、ソミックをはじめほとんどの会社は採用選考を終了していましたが、アプローチしてみるとソミックだけは特別に面接を設定してくれました。ほかにも門戸を開いてくれた会社はありますが、最終的にソミックの組織的な魅力が入社の決め手になりました。売り上げも組織もけっこうな規模がある。100年以上の歴史もある。ソミックは安定感のある会社だなと思いました。

入社後に印象に残っているエピソードは?

高度な日本の技術に触れられる日々

未来のビジネスチャンスを探すため、燃料電池自動車を購入し、水素燃料タンクの構造調査をしています。タンクを安全に調査するためには、中の水素をすべて抜いてタンクを切断しなければなりません。どうしようかと悩んでいたところ、摩擦を専門に扱う社員が助けてくれました。

また、さまざまな研究を重ねる中で、日本の技術力の高さを感じることもあります。先日も、水素燃料タンクの材料がとても複雑な技術で成形加工されているのを知りました。材料の価格が高価なので、成形のパターン(デザイン)を工夫することでコストを抑えているのだと思います。これが日本の技術なのかと感心しました。

この仕事のやりがいと、今後のビジョンは?

柔軟な思考と着実なステップアップの両立を

調査をまとめた研究内容は、3カ月に1回社内で発表する機会があります。新入社員でありながら役員にプレゼンを聞いてもらい、ダイレクトにフィードバックをもらっています。好意的な意見をもらえたときは嬉しかったですし、いい環境に恵まれていることに感謝の気持ちが湧きました。

私の研究テーマは、大きな目で見ると世界の二酸化炭素量を削減することにつながります。環境問題が深刻化する中で、その解決に自分も協力できたら嬉しいですね。いま研究していることの中からビジネスチャンスが見つかり事業化されるまで、最低でも3~5年はかかるでしょう。その間に社内でも一歩一歩ステップアップをしていき、ソミックにとって最適なビジネスチャンスを見つけていきたいと思います。

ある1日のタイムスケジュール

07:00
起床
08:20
出社 メール確認、庶務
10:00
ミーティング
11:00
上司と打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
燃料タンクとスタックの実験
15:00
データまとめ、考察
17:20
退社
18:00
料理~夕食
19:30
趣味 ゲームを楽しむ
24:00
就寝

オフのわたし

日本、大好き!