先輩社員の一日
安心・安全なものづくりの現場を支える仕事
2007年中途入社/ 電気科卒㈱ソミック石川
豊岡工場 工務室 工務・施設G グループリーダー T.S
工務・施設における私の業務は、工場のインフラ設備を維持管理することです。工場の建屋から電気、空調、給排水など、あらゆる付帯設備の点検や故障対応を行っています。工場を新設する際は、生産現場の希望を受けて設備の配置やインフラ全体の検討を進めます。また、法律で義務付けられている届け出書類を行政に提出するのも、工務室としての重要な仕事。近年では、省エネ・産廃削減などの環境関連業務も積極的に行っています。
ソミックに入社したきっかけは?
ソミックとの出会いがキャリアアップにつながった
私は転職組で、工業高校を卒業してから電気工事の仕事を3年ほどやっていました。キャリアアップを目指していたときに見つけたのがソミックの求人です。「ソミック石川」といえば、浜松では有名な会社。堅実で安定しているイメージが強いですね。そんなソミックで、施設管理の社員を募集しているのを知り、転職するなら今だと思いました。
ただ、ひとつ問題が。それは、採用条件である電気工事の電験三種(※)という資格を持っていないことでした。ソミックに入りたい一心で、学校に入り直し猛勉強をしました。不思議と不安はなく、採用試験も順調に進みました。今思うとご縁だったのかもしれません。
職場にはスキルアップを応援してくれる上司もいて、入社後、電験三種の上位資格である電験二種に合格することができました。
※電験三種(正式:第三種電気主任技術者)
電気設備の保守、監督を行うための資格
入社後に印象に残っているエピソードは?
工務のプロとしても父親としても成長できる
豊岡工場の新設で初めてのインフラ建設に携わったのは、とてもいい経験になりました。工期がある中、決定事項は山ほどあります。300台ある機械の配置を考慮し、レイアウトしやすいインフラ設備の配置や、事務所ではコンセントの数や高さまで。今日中に決められなければ帰宅できないという場面もありましたが、仲間や建設会社のみなさんに助けられ無事に完走できました。
また、子どもが生まれたときに育休を取ったことも思い出深いできごとです。社内でダイバーシティ推進を担当している社員から勧められて、育休を取得しました。おむつの交換や食事の世話など、本当に基本的なことですが、1日中子どもと過ごす妻の大変さに気付きました。子どもの成長もより楽しみになり、育休を取得して本当によかったなと思います。
この仕事のやりがいと、今後のビジョンは?
自分の強みで役に立てるのが何よりのモチベーション
何かを達成したとか大きな成果を上げるよりも、「ありがとう」と言われると何よりモチベーションが上がります。私の立ち位置は、工場のよろず屋さん。生産現場の皆さんから、いろいろと声をかけてもらえます。蛍光灯が切れたりトイレの調子が悪かったり、そうした日常の困りごとに対応してお礼の言葉を言ってもらえるだけで、本当に励みになりますね。
電気設備や機械設備が好きでこの仕事をしてきましたが、最近はマネジメントの仕事が加わりました。後輩が成長する姿を見るのは嬉しいです。先日、ある試験の実技を教えた後輩が、資格にみごと合格し、一緒に喜びました。そんなふうに、自分の得意分野を活かしながら、グループに貢献していけたらと思っています。
ある1日のタイムスケジュール
- 05:30
- 起床
- 06:00
- 朝食・ゴミ出し
- 07:00
- 出勤
- 08:20
- 朝礼、メール、スケジュールの確認等
- 09:00
- ミーティング
- 09:30
- 付帯設備の点検
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 工事業者と打ち合わせ
- 14:00
- 工事計画・関係者に連絡調整
- 15:00
- トイレの汚水ポンプ故障対応
- 17:00
- 原因調査
- 18:20
- 日報をまとめ、退社
- 19:30
- 夕食
- 21:00
- 趣味、資格取得の勉強等
- 23:00
- 就寝