研究開発

未来のクルマに、革新的な部品を。

要素技術開発

カーメーカーはいつも、5年先、10年先の「未来のクルマ」の構想を描いています。

そこに搭載されようとしている自動車部品の中には、既存技術では対応できない機能的要求も含まれています。それを実現するために必要なメカニズムを研究し、製品化を目指すのが「要素技術開発」です。開発過程ではカーメーカーの開発部門と連携を取りながら研究を進め、新しいモノづくりを可能にしていきます。

要素技術開発の最近の成果として、ボールジョイントの使用環境に特化したグリースを、潤滑剤メーカーとの共同研究により開発し、2015年末にリリースしました。

こうした技術革新が、ソミック石川のグローバルな競争力へと結びついています。

フロー図

トライボロジー

トライボロジーとは、接触面に生じる摩擦・摩耗・潤滑の現象やその過程を対象とする技術分野です。

あらゆる部品が摩擦・摩耗し、潤滑を必要とする自動車は、まさにトライボロジーによって成り立っているともいえます。21世紀に入ってからその重要性はさらに高まり、メーカー各社が積極的に製品設計に取り入れています。ソミック石川でも、ボールジョイントと密接な関係のあるトライボロジーの向上に力を入れており、自社での実験および分析能力を高めるとともに、大学と連携した研究を進めています。

ソミック石川は研究分野においても技術力を高め、世界トップのBJメーカーへと着実に歩んでいきます。